アンコール・ワット Angkor Wat

  

いよいよこの旅行前半のハイライト、アンコール・ワットにやってきました。ユネスコの世界文化遺産のアンコール遺跡を代表する寺院です。

アンコール・ワットは12世紀初頭に造られた宗教建築で、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神に捧げられた寺院です。また王都のシンボルでもありました。その壮大さと美しさからは当時のクメール王国の隆盛が想像されます。

アンコール・ワットで日の出を見るべく夜明け前に訪れた私は入口でドライバーと別れ、一人参道に足を踏み入れました。

アンコール・ワットの日の出

アンコール・ワット夜明け前

この道は西参道。他の人も日の出を見にいくのだろうと思い、あとをついて行きました。

アンコール・ワット夜明け前2

アンコール・ワット夜明け前3

アンコール・ワットのあの有名な三つの尖塔が見えてきました。

アンコール・ワット夜明け前4

大勢の人が集まってました。どうやらここが日の出の撮影スポットのようです。前にある池は「聖池」と呼ばれています。

アンコール・ワット夜明け前5

みんなカメラを構えて待っています。だがどうも空は曇りがちで太陽は見えそうにありません。

アンコール・ワット夜明け前6

この聖地に映る逆さアンコール・ワットも見どころの一つとのこと。美しい。

アンコール・ワット日の出

朝日が見えました! でも曇っていたため日の出の瞬間は見れませんでした。みんな少し残念そうにしながらもしょうがないねといった感じで笑いながらぞろぞろと歩き出しました。私も朝日が見れたからまあよしとしようと思い、聖地を後にし、アンコール・ワットの中心部へと歩いていきました。

アンコール・ワット中心部

アンコール・ワット朝

再び西参道に戻り中心部を目指します。

アンコール・ワット朝2

この階段を登った上はアンコール・ワットに7ヶ所あるといわれるテラス。階段にはシンハ(獅子)の像が4体。

アンコール・ワット朝3

西塔門テラスという場所に出ました。尖塔がいよいよ間近です。中に入ります。

アンコール・ワット2

十字回廊とよばれる場所の聖地です。ここはかつて沐浴場だったと考えられています。

アンコール・ワット

十字回廊には聖地が4つあります。

アンコール・ワット4

アンコール・ワット5

アンコール・ワット6

観光客が階段を登っているのが見えます。この上が第三回廊で、特に神聖な場所とされています。入場制限とともに服装制限もあります。膝や肩が露出した服装は不可。キャミソールなどを巻いて隠せばよいとのこと。ただ半ズボンで登っている人もいたりして、それほど厳格ではなさそうでした。久しぶりの服装制限で、タイのワット・プラケオを思い出しました。

アンコール・ワット7

階段はとても急です。

アンコール・ワット12

第三回廊に来ました。眺めがいいです。中央に見えるのがさっき歩いてきた西参道でしょう。

アンコール・ワット11

アンコール・ワット8

アンコール・ワット9

アンコール・ワット14

座禅する西洋人。

アンコール・ワットの壁画

第一回廊には壮大な壁面彫刻が描かれています。

アンコール・ワット壁画

これはインド古代の叙事詩「マハーバーラタ」の戦闘場面を描いているそうです。

アンコール・ワット壁画4

激しい戦闘場面。

アンコール・ワット壁画2

スールヤヴァルマン二世の壁画。アンコール・ワットを造った王です。 

アンコール・ワット壁画3

これはガルーダというインド神話に出てくる怪鳥か、それとも猿かよく分かりませんでした。

猿というのは、第一回廊の壁面にはインド古代の叙事詩「ラーマーヤナ」も描かれていて、そこで猿が活躍するからです。なかでもハヌマーンという有名な猿が第一回廊には描かれているようで、もしかしたらこれがハヌマーンだったのかもしれません。

「ラーマーヤナ」の話はとても面白そうです。ラーマ王子がさらわれた妻シータを取り戻すべくラークシャサの魔王ラーヴァナと闘う叙事詩。そこにラーマに恩のある猿の王スグリーヴァが全猿軍をあげてラーマに協力。シータ捜索隊を組織して彼女を発見するだけでなく、ラーマのためにラーヴァナとの戦いに参戦します。その猿軍の中でも最も優れた戦士であり弁舌家とされているのがハヌマーンです。シータを発見してラーマに知らせたのもハヌマーンだそうです。

アンコール・ワットの猿

壁の中に猿がいたかと思えば、なんと現実にも現れました。

アンコール・ワット猿

スグリーヴァやハヌマーンの末裔かもしれませんw

アンコール・ワット猿2

観光客からもらったものを食べる猿。それにしても、こんなに間近に猿を見たのははじめてかもしれません。アンコール・ワットはジャングルの中にあるので猿たちの根城はきっと近いのでしょう。

ただ、かわいいだけではなく凶暴な面もあるので、注意が必要です。女性の観光客に飛びかかって持ってた袋の中の食べ物を取ったりもしてました。

アンコール・ワット猿4

注意が必要とはいえ、やはり猿は人気者です。

ところでお坊さんもカメラを持ってるんだと少し意外でした。

アンコール・ワット猿3

観光客の与えた缶ジュースを歯で切り裂いて飲む猿。

ここアンコール・ワットだけでなく、他のアンコール遺跡に行く途中の道でも猿を見かけました。

アンコール・ワットの女神像

アンコール・ワットの壁面には多くの女神像(デバター)が彫られています。

アンコール・ワットのデバター17

とても美しい女神像です。服装や装飾品、表情やしぐさが一体一体微妙に異なります。1800体以上あるといわれます。

アンコール・ワットのデバター20

女神像の胸が大きいのはアンコール・ワットを造った王スールヤヴァルマン二世の好みによるそうです。

アンコール・ワットのデバター10

アンコール・ワットのデバター5

アンコール・ワットのデバター12

アンコール・ワットのデバター23

アンコール・ワットのデバター11

女神像にはそれぞれ実在の女官のモデルがいたそうです。当時のアンコール・ワットには美しい女官が大勢いたんだろうなと想像しました。

アンコール・ワットから次の遺跡へ

アンコール・ワットを去ります。

アンコール・ワット19

西参道から振り返ります。つい立ち止まって見惚れてしまうくらい美しい。寺院というよりはどこか宮殿のような印象を受けます。

当時この寺院はどんな感じだったのか想像がふくらみます。大勢の人が、王族が、官僚が、女官が、お坊さんが歩いていたのでしょうか。夏の夜、灯りがともされた様子はどんなだったんでしょうか。過去に飛べるなら当時の様子を見てみたいものです。

アンコール・ワット17

結婚式の撮影みたいです。

アンコール・ワット18

入口に戻ってきました。すると待っていたトゥクトゥクのドライバーが寄ってきて「やっと来た!」と叫びました(英語で)。

「こんなに長く中にいたのはあんたがはじめてだよ!」

のんびりしすぎたかと思い「ソーリーソーリー」とドライバーに謝りました。

ドライバーはやれやれといった感じで、「朝メシにしよう」と近くのレストランに連れてってくれました。レストランといっても都会にあるようなものとは比べ物にならない簡素な所でした。

とはいえ一応ツアーに組み込まれているレストランなので、比較的食に安全な所を選んでくれてるのではないかと思われます。というのは、後日一人でアンコール遺跡を回っているときに寄った屋台で、そこのメシにあたってしまったからです。その経験からして、初日にドライバーが連れてってくれた店は割合いい所だったのではないかと思うのです。

朝食を終えた私たちは次の目的地、アンコール・トムへと向かいました。

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