タ・プロームはアンコール遺跡のなかでも特に自然の脅威を目の当たりにできる遺跡です。ジャングルの榕樹が遺跡にからまり押しつぶさんとする光景は瞠目に値します。
概要
タ・プロームは1186年に建設されました。建設者はバイヨンと同じジャヤバルマン七世。創建時は仏教僧院でしたが、のちにヒンドゥー教に改造されたということです。

タ・プロームにもレリーフ(浮き彫り)があり目を引きます。

念仏を唱える像が見えます。
タ・プロームとスポアンの木(榕樹)

木が建物を覆う脅威的な光景。この木は熱帯地方に繁殖するスポアンの木(榕樹)です。タ・プロームは発見された当時のまま修復など手を加えていないそうです。


木がここまでになるまでに一体どれだけかかったのか・・・時間の積み重ねに気が遠くなりそうです。
アユタヤーの木に取り込まれた仏像を思い出しました。




いまにも動き出しそうです。



お坊さんも記念撮影。


タ・プロームの女神像

タ・プロームにも女神像があります。


美しいです。

髪の長い女の子のレリーフ。ロムサイソーという名前の女の子の伝説をもとにしているそうです。



西門。タ・プロームを去ります。

