Max Super Speciality Hospitalで治療を受けた私はしかしすぐに胃腸が完治したわけではなく、他の都市に移動できるようになるまでになんと二週間もかかってしまったのでした。
今回はデリーのホテル「R.S.インターナショナル」に引き籠もっていた二週間の様子を書いていきたいと思います。
東南アジアからインド、ロシアへ
Max Super Speciality Hospitalで治療を受けた私はしかしすぐに胃腸が完治したわけではなく、他の都市に移動できるようになるまでになんと二週間もかかってしまったのでした。
今回はデリーのホテル「R.S.インターナショナル」に引き籠もっていた二週間の様子を書いていきたいと思います。
サンタナデリーをチェックアウトする時、従業員の日本人のおじさんに次に行くホテル「R.S.インターナショナル」の宿泊料を話すと、そんな安い所あるのと意外そうにしてました。デリー通であろう彼が驚くくらい安いホテル・・・よっぽどボロいホテルなのではないかと少し不安になりました。
R.S.インターナショナルはサンタナから比較的近い位置にありました。結果からいえば、綺麗なホテルではありませんでしたが、必要最低限のものは揃っていて、この安さだったら十分満足できるといえるものでした。予約した部屋は一階にあり、一人で泊まるには十分な広さです。電気、水道、トイレ、シャワー問題なし。ただエアコンがついたりつかなかったりで、ついていてもあまり効かないような感じでした。でもこの部屋、不思議なほど暑くありません。ホテルの周りが建物に囲まれていて陰になっているせいからかもしれませんが、どこかひんやりとしています。天井の扇風機を回していれば十分です。サンタナのあの屋上の灼熱とはえらい違いです。静養する上でこれが一番よかったと思える所でした。
あとトイレはなんとウォシュレットがついてました。インドはトイレで紙を使わないということで、バケツに水をはってあると聞いたことがありましたが、この部屋には逆にバケツはありませんでした。インドのこのようなややボロいホテルにウォシュレットがあることは意外な喜びでした。
WiFiも若干弱いですがなんとかつながりました。つながらないときはフロントのほうまで行くとそこのWiFiに接続できました。
そんなわけでようやく落ち着いたと思っていたのですが、しかしRSに来て二日目、私は体調を悪化させてしまうのでした。
ちなみにあとで分かったことですが、このR.S.インターナショナルの近辺は治安が悪そうだったので、女性や旅慣れない若者などにはこのホテルは薦められないと思います。
ついにインドのニューデリーにやってきました。インド滞在のためにとっておいた時間は一ヶ月。タイ16日、ベトナム14日、カンボジア10日と比べても破格の長さです。それというのもインドをこの旅行のハイライトとしてとても楽しみにしていたからです。
“インドに行くと人生観が変わる”
“インドに行った人はその後、また何度も訪れるか、二度と来ないかのどちらかだ”
そんなことをよく耳にしました。そんなわけで、インドは実際どうなのか、興味津々でした。
しかしながら、その第一歩のインド上陸の日は、その前のカンボジアで胃腸を壊し、それが回復しないままに迎えるという、事前には全く想像すらしない事態となってしまいました。まったく、旅行は思い通りにいかないものです。
すでに私の頭上とこの先の行程にどんよりとした暗雲がたちこめている感がありましたが、しかし私はそれを振り払いつつ、とにかくまずは予約してある宿へ行かねばならないと思うのでした。