出発前夜

  

2016年1月末に旅行に出発しました。

仕事はもちろん辞めて行ったわけですが、なかなかおいしい仕事場だっただけに同僚からはもったいないという声がかけられました。

私にも惜しいという思いがないわけではなかったですが、しかしいつまでもここにいるわけにはいかない、なんのために働いてきたのかと自分に言い聞かせました。なんといっても何かを得るにはリスクをとらなければならない時があるのです。

同僚には最後の日、夜勤明けでしたが、日高屋でささやかな送別会を開いてくれました。あの時の夜の記憶がいまは妙に懐かしく思われます。今はみんなばらばらで、もはや二度と戻れない。そんな場所だからこそ思いはいやましに募るものなのでしょう。

さて、旅のはじまりはフィリピンです。ここに私は英語留学しました。

 

旅に出た理由

  

なぜ旅に出たのか?

と聞かれたら、こう答えます。

いいものが見たかったから。

単純ーーですが私にとっては重要なことなのです。

私にはある死生観があります。それは自分はいつ死んでもおかしくないというものです。明日交通事故に遭って死ぬかもしれない、天災に遭うかもしれない、病気になるかもしれない、犯罪に巻き込まれるかもしれない。生はそんな不安のなかにある、というのが私の観方です。

そうである以上うかうかしておれない。やりたいことやるべきことをやらねばならない。やりたいことは幾つかありますが、そのうちの一つが世界旅行です。同僚にバックパッカーしてたのがいてその影響を受けたというのもありますが、死ぬ前にいいものが見たい、世界を知りたいと思いました。

どうしてそう思うようになったのか。私の好きな進撃の巨人風にいえばこうなります。

「オレが、この世に生まれたからだ!!」

2015年、ちょうどその頃独り身になったということもあり、この自由がきく今こそ旅行に出る時だと思いました。休みなしで馬車馬のように働いて旅費を貯め、2016年に旅に出たわけです。

 

 

はじめに

  

はじめまして、管理人の雲波です。

このブログでは2016年1月から半年間旅行した記録を載せていきたいと思います。

訪問国はフィリピン、タイ、ベトナム、カンボジア、インド、ロシアです。

本当はロシアからイギリスへ渡りヨーロッパを周遊するつもりで航空券まで買っていたのですが、全然予算不足だと言うことにインドで気づき、泣く泣くヨーロッパは諦めました。予算の見積もりが甘々だったんでしょうね。出発前は1年以上旅するつもりでいたんですが半年しかもたなかったんですから。

それでも、出発前からこの旅行のハイライトと目していたインドとロシアに行くことができたので感無量ではありました。両国ともビザ発行などで手間暇がかかっていたのでなおさらです。

イギリス行きを諦めた私は日本に帰る前に中国に寄るべく航空券の行先を北京に変えてもらいました。なぜ中国か?というと、以前北京に住んでいたことがあり、私にとって中国は第二の故郷のように思い入れがある地だからです。久々に中国の空気を吸いたくて訪れたわけですが、あまり写真も撮ってないのでこの旅行記には含めないことにします。

フィリピンを最初に訪れたのは3ヶ月間英語留学したからです。いま言ったとおり、もともとヨーロッパに行くつもりでしたが、英語がからきしダメだったので、これは少し勉強せねばいかんだろうと思ったからです。

最後になりましたが私の紹介を簡単に。未婚の中年男、、ただそれだけの男です。旅行が好きで、東京であくせく働いては海外を旅する、そんな生活を送っております。独り身だからこんな自由気儘不覊奔放ができてしまっています。

そういうわけで、いまの私は旅行中心に回っています。