フィリピンのアンヘレスという町に3ヶ月間英語留学しました。
なぜ英語留学しようと思ったのかというと、海外を一人旅するのに英語は必要だろうと思ったからです。私の英語レベルは中学生以下でした。もう少し上げておきたいと思いました。また、どうせ旅するなら英語ができたほうがお喋りできて楽しいだろうと思ったのです。
長期滞在する魅力もありました。3ヶ月住んだらフィリピン文化にどっぷり浸かることができるでしょう。
なぜフィリピン留学か。それは欧米より安いからです。物価も安いので生活しやすかったです。
私が学んだ学校は、AELC(American English Learning Center)です。
場所はネットではクラーク地区にあるといわれますが、私の先生によるとクラークというよりアンヘレスということです。クラークはアンヘレスのなかの一地区でクラーク空港の周辺のようです。
この学校の特長は
・ネイティブの講師が在籍し、格安でマンツーマン授業を受けられる
・TOEIC公式試験センターに指定されており、試験を学内で受けることができる
といったところです。金土は門限がないというのもいいところですかね。直近にはセブンイレブンがあり、ジプニーという乗合バスに乗れば5分ほどでショッピングモールや飲食店、薬局、電化製品店などのある繁華街に出ます。生活に必要なものはほぼここで揃います。
学生の割合は韓国人、中国人・台湾人、日本人が1:1:1といった感じでした。私の行った時期は大学が春休みで日本人がいつもよりは多かったようです。学内には日本人マネージャーが常時二人おり勉強のことから生活のことまで相談に乗ってくれます。私も本当にお世話になりました。
AELCに着いた日のことはいまでもよく覚えています。
マニラの空港から学校が寄越してくれたタクシーに乗って約二時間、着いたのはもう10時を超えていました。運転手は私を学内に入れるとそそくさと帰っていきました。
さて、と暗く静かな中庭に立ち夜空を見上げました。風が周囲の草木をザザザと揺らしながら気持ちよく流れています。気候はまさに夏。真冬だった東京から来た私には信じられないくらいです。
高く広く感じられる夏の夜空を見ていると、フィリピンに来たのだという実感がふつふつと湧いてきました。あの多忙を極めた東京の生活からついに抜け出してきたのだ。やっと自由になれた。これから旅が始まるのだ。そう思うと期待で胸がいっぱいになりました。
この時の感動はいまでも忘れません。
するとその時、背後から声をかけるものがありました。
「雲波さんですか?」
それが日本人マネージャーとの出会いでした。
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AELCのフェイスブックがあります。興味ある方はどうぞ。