AELCの売りはネイティブ教師とのマンツーマンですが、私はフィリピン人教師に習いました。
フィリピン人教師は丁寧で親切とネットで見たから単純にそうしました。私は英語が中学生レベル以下だったので、はじめフィリピン人教師に習ってから、もし欲が出てきたらネイティブ教師の授業に替えるか追加しようと考えたのです。
マンツーマン授業は1日3コマでしたが、実際に習ってみるとフィリピン人の先生は3人ともとてもいい先生でした。3ヶ月間この3人に習いたいと思ったので、結局ネイティブの先生には替えなかったわけです。
マンツーマン授業はとても楽しかったです。grammar,reading,speakingと授業内容とテキストが決まっていて、それにあわせて先生が教えてくれました。最初はぎこちなかった私の英語でしたが、少し経つと知ってる単語を駆使しておしゃべりできるようにはなってました。それというのも先生が私のレベルに合わせて話してくれたからです。テキストに関連した話で盛り上がることもありましたし、それぞれの国や生活のことでおしゃべりすることもありました。
今から思うとこのおしゃべりの経験が私にとってはとても大きかったです。英語で考えて英語で話すといういわゆる英語脳が発達したと思われるからです。
3ヶ月のフィリピン留学で英語がペラペラになるということはもちろんありませんでしたが、英語脳は若干形成されて、単純な英語の受け答えはすぐ出てくるようにはなりました。重要なのはこれからも英語の勉強を継続していくことだと一人の先生は言っていました。
フィリピン人はみんな英語がペラペラと思っていましたが、実際のところ喋れはするが苦手という人も多いようです。その先生は発音がとても綺麗で授業でもその英語の上手さや頭のよさがよく感じられたものでしたが、それは話を聞くと努力の賜物なのだということが分かるのでした。高校出てからも大学で4年間英語を勉強し続けたということです。その話のなかでは、大学で毎日毎日英語を使っていると疲れることもあったと言ってました。たしかに外国語で考え続けていると母国語に慣れている脳には疲れるものがあります。
英語の上達には延々と勉強し続けることが大切なのだとその先生から教わりました。先生の努力を知って私も努力しようという気になったのです。こういう内面的な根拠ともいうべきものはこの留学における大きな財産の一つであったといえるのです。