タイ おすすめ仏教寺院

  

タイの寺院

バンコク、スコータイ、アユタヤー、チェンマイを訪れていくつかの仏教寺院を見て回りました。その中で代表的なものを紹介していきたいと思います。

バンコク Bangkok

ワット・プラケオ Wat Phra Kaeo

バンコクに来てまず初めに訪れたのがワット・プラケオでした。カオサンロードから歩いていける距離にあります。タイで最も格式の高い王室寺院で1784年に建設されました。
ワット・プラケオ内は肌を露出した服装では入れないため、入口脇の詰所で服を貸し出してます。私は半ズボンで行きましたが、それではだめということで長ズボンを貸し出されました。このこと自体私にはカルチャーショックであり、また興味深くもありました。

ワット・プラケオの印象はそのまばゆいばかりの金色でした。日本の寺と比べてもド派手に感じられました。文化の違いを目の当たりにしました。また観光客に中国人が多いのも意外な感じでした。

ワット・プラケオの本堂です。中にはエメラルド仏とよばれるラタナーコーシン仏が納められています。タイで最もあつい信仰を集める国の守り本尊だそうです。中は写真撮影は禁止でした。

蓮の花に水をつけて頭にかけていました。ご利益があるようです。

ワット・プラケオ内にある王宮です。現王朝の歴代王の住まいでした。

守衛さん。人形のように微動だにしません。多くの観光客が一緒に記念撮影してました。

ワット・プラケオの外は多くの屋台が並び大勢の人で賑わってました。寸劇のようなのもやっていて興味深かったです。

 

ワット・ポー Wat Pho

王宮のあるワット・プラケオから歩いていける距離にあります。1788年にラーマ1世によって建立されました。この寺院には巨大な寝仏があることで有名です。

とにかく大きい!

横たわっているのは悟りを開き涅槃の境地に達したことを意味しているそうです。

西洋人も座禅を組んでました。

熱心に祈る人も多く、タイ人の信仰心のあつさを実感しました。

20バーツで数十枚の硬貨を買いこのお椀の中にじゃらんじゃらんと入れていきます。意味は分からなかったが何かご利益があるのでしょう。

美しいです。

お坊さんが一心に念仏を唱えてました。

 

ワット・アルン Wat Arun

ワット・アルンに行くにはワット・ポー近くのター・ティアン船着場から渡し船に乗ります。

対岸に見える大仏塔は三島由紀夫の小説「暁の寺」の題となっていることで有名です。

ワット・アルンの思い出はチャオプラヤー川とともにあります。夜ライトアップされた仏塔が美しかったです。

 

スコータイ Sukhothai

タイ北部スコータイ。ここに1238年タイ族最初の王朝が開かれました。スコータイとは「幸福な夜明け」という意味。その名のとおり王朝は栄華を誇り、第3代ラームカムヘーンの時代には全盛期を迎え、この地に数多くの寺院を築きました。「スコータイは美しい国ぞ、水に魚棲み、田に稲穂実る」と当時の碑文が謳います。王朝の衰退後、無数の遺跡群は数百年間もジャングルに埋もれていましたが、ユネスコとタイ芸術局によって修復され、歴史公園として蘇りました。世界文化遺産に登録されています。

スコータイ歴史公園はゲストハウスやバスターミナルのあるスコータイ新市街からは離れているのですが、ソンテオという乗合バスに乗って来ることができます。
歴史公園は広大なので、入口前のレンタサイクル屋で自転車をレンタルすると効率よく回れます。
公園内は日陰が少ないので、まだ涼しい午前中から訪れるのがおすすめです。

営業時間
毎日6:30~18:00
土曜のみ6:30~21:00(ライトアップは土曜のみ18:00~21:00)

 

ワット・マハータート Wat Mahathat

スコータイ歴史公園は便宜上、三重の城壁に囲まれた城壁内と城壁外に区分されますが、その城壁内の中央にある、スコータイで最も大きく重要な王室寺院です。

マハータートとは仏舎利(お釈迦様の遺骨や遺灰)のことで、ワット・マハータートとはつまり仏舎利を納める寺院のこと。上座部仏教では仏舎利を祀り、どの王朝にもワット・マハータートが建立されたといいます。

 

ワット・シー・サワーイ Wat Sri Sawai

 

ワット・トラパン・ングン Wat Trapang Ngoen

ワット・マハータート西側にある通称”銀の池”の寺院です。遊行仏と煉瓦の上に座る仏像を見ることができます。

 

ワット・プラ・パーイ・ルアン Wat Phra Pai Luang

城壁外北に位置する、スコータイでは最も古く、ワット・マハータートに次ぐ重要な寺院とされます。スコータイ王朝初期、ここに最初の集落が形成され、つづいて寺院が建立されたそうです。

 

ワット・シー・チュム Wat Sri Chum

城壁外西北に位置する寺院。スコータイを象徴する「アチャナ仏」が祀られています。「アチャナ」とは「動かぬもの、変わらぬもの」というバリ語だそうです。

スコータイ歴史公園は広大で、主要な遺跡は城壁内に36カ所、城壁外に90カ所確認されているほか、小さなものも含めると合計300カ所以上あるといいます。

私が訪れた5月はタイでは夏で、昼になると物凄く暑い。朝から見て回ったのは正解でした。昼以降の遺跡巡りは過酷な修行のようでしたが、それでも見る価値はありました。 遺跡の中を歩くのは楽しい。ふと暑さを忘れる瞬間もありました。

 

アユタヤー Ayutthaya

アユタヤーに来ました。1351年から417年間にわたり35代の王がこの地でアユタヤー王国を築きました。17世紀には遠くペルシアやヨーロッパ諸国とも外交関係を結び、「ロンドンのように見事」とたたえられたほどの国際都市だったらしい。だが、その王都アユタヤーは1767年のビルマ軍の攻撃によって陥落し、建造物の多くは徹底的に破壊されました。

 

ワット・マハータート Wat mahathat

13世紀に建立されたアユタヤーで最も重要な寺院のひとつです。

ビルマ軍によって破壊されたあとに木の根に取り込まれてしまった仏像の頭部。いまも人々にあつく信仰されています。

いったいどれくらいの時間が過ぎたのか・・・アユタヤーで最も印象的な仏像でした。
写真撮影の際、この仏像の頭部より上の位置から撮ってはいけないと監視員に注意されました。上から撮るのは不敬にあたるということなのでしょう。

 

ワット・プラ・シー・サンペット Wat Phra Sri Sanphet

 

ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット Wiharn Phra Mongkhon Bophit

高さ17mのプラ・モンコン・ボピット仏を本尊とする寺院です。

 

アユタヤーはスコータイ同様レンタサイクルで回りましたが、昼はチャオプラヤー川沿いのレストランまで行ってご飯を食べました。

アユタヤー名物の川エビです。

 

近くにエレファントキャンプがあって、観光客をのせた象がのっしのっしと歩いてました。

後ろ姿がかわいいです。

 

アユタヤー駅。

アユタヤーはバンコクから近いせいかスコータイに比べて外国人観光客が多かったです。とくに日本人が目立ちました。ちょうどゴールデンウィークだったからか、あるいは日本の工場が多い(ホテルのおばさん談)からか…。見分けるのは簡単で、2016年当時の流行から(今も?)ズボンの裾を上げてくるぶしを出してたら日本人でした。若者はもとよりおっさんまでそんな感じでした。流行から外れ気味な私には、何も海外に来てまでくるぶし見せなくてもいいのにとやや滑稽に思われたものでした。
観光客は多かったですが、それでも遺跡にはどこか静けさが漂います。小鳥のさえずりが妙に響く。600年前の過去には確かにここに栄華を誇る王都があったのだということに不思議な感慨を覚えながら遺跡を眺めていました。
 
 

チェンマイ Chiang Mai

 

ワット・プラ・タート・ドーイ・ステープ Wat Pra That Doi Suthep

ワット・プラ・タート・ドーイ・ステープ は標高1080m のステープ山Doi Suthep の頂上に建つ寺院です。チェンマイ郊外の最大の見どころです。
市街からはソンテオというタクシーのような乗り物に乗って行くことができます。

両側を二匹のナーク(蛇神)に守られた長い参道の階段を上ります。

参道では少女たちが民族衣装を着てモデル代を稼いでいました。

中は土足厳禁。

1383年にクーナ王によって建立されたこの寺院はタイ北部の最も神聖な寺院のひとつとされています。高さ22m の金色のチェーディー(仏塔)が美しい。

蓮を手にチェーディーを三周します。

蓮と線香をお供えして合掌。

テラスからは市街を一望できます。

 

ワット・ウモーン Wat Umong

町の喧騒から離れた静かな環境で瞑想ができるようにとメンラーイ王が14世紀末に建てたという。山の中にトンネル(ウモーン)を掘ってその中に仏像を安置しています。

森の中にひっそりと建つ寺院。トンネルの暗がりの中で仏像に向かうと静かな心境になります。修行僧はこの暗闇の中で瞑想するのだなと思うと不思議な感動を覚えました。
タイのこれまでの寺院とは一風異なった独特で神秘的な寺院でした。

チェンマイには他にも数えきれないほど寺院があるので「地球の歩き方」にある見どころの寺院を回りました。紹介したワット・プラ・ドーイ・ステープとワット・ウモーンは郊外にあるので、ソンテオに乗っていきました。チェンマイ市街の寺院は自転車をレンタルして回りましたが、チェンマイは自転車が走りづらい街だと思いました。車道は狭く歩道は屋台やバイク・車が乗り上げていて通れない。借りるならバイクだと思いましたが、当時私はバイクに乗ったことがなかったのでやめました。

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