フィリピンで一番印象深かったことといえばなんといってもホーリーウィークHoly Week(聖週間)です。
ホーリーウィークはイースター(復活祭)の一週間前からはじまり、2016年は3/27(日)がイースターでした。この週の特に木曜金曜以降は大型店舗をはじめ各種交通機関までが休みに入ります。マニラでは電車が止まり長距離バスも本数が減るようでした。学校も木曜から休みに入りました。実に不便な時期だともいえますが、私はむしろフィリピンを知るいい機会だと思いすべての祭礼に参加しようと心に決めていました。
ホーリーロザリーパリッシュ教会にはホーリーウィークの日程表が貼られていました。
3/20(日)Palm Sunday(枝の主日)
この日からイースターの前日の土曜日までがホーリーウィーク。枝の主日はキリストがエルサレムに入った際、群衆がしゅろの枝を振り歓声を上げて迎えたという聖書の記述に基づいているそう。教会ではホーリーウィークの始まりを告げる式典があるようで、時間前には多くの人でごった返していました。
神父の話が終わると人々は一斉にしゅろの枝を振り始めました。ホーリーウィークの始まりです。
式典が終わりしゅろの枝を持った人々も家路につきはじめたころ、教会前にはなにやら一風変わった一団がやって来ました。
彼らはホーリー期間中自分の体を鞭で打ちながら街を歩きます。それは自分の体を痛めつけることによってキリストの苦しみを分かち合おうとするのであり、また罪を清めるためでもあるらしい。先生によるとこれはマンダラーメMandarameといってタガログ語ではなく地方語のようでした。
十字架を背負った人も来ました。
ホーリー期間中私はマンダラーメの人々を何度も見ただけでなく、彼らと交流することにもなりました。