アプサラダンス Apsara Dance
アプサラダンスは「天女の舞」という意味で、カンボジアの伝統舞踏です。9世紀頃に生まれた宮廷舞踏で、踊り子たちは代々王室古典舞踏学院で養成されていました。しかしポル・ポト政権時代に先生と踊り子のじつに9割が刑の対象となり処刑台の露と消えました。振り付けの書物も失われ、アプサラダンスは歴史から消滅する危機にありましたが、奇跡的に数人の先生が生き残りアプサラダンスの伝承を復活させたのでした。
この数奇な歴史を知ると、カンボジアに来たからにはアプサラダンスをぜひ観たいと思うようになりました。シェムリアップではいくつかのレストランで観れるようでしたが、私は「クーレンII」というレストランを訪れました。
オールドマーケットから歩いていけるので便利です。
アプサラダンスをブッフェのディナー付きで楽しむことができます。
予約しないで来たけど観れるかなと少し不安でしたが、中に入ると店員にすんなり案内されました。私が訪れた5月はオフシーズンのようで、席の後ろ半分は使用不可になってました。これがハイシーズンになると客で全て埋まるのでしょう。
席は自由に選べたので適当に座り、ビュッフェのご飯をあれこれと取ってきました。
うまいうまいともぐもぐ食べてるとやがてショーが始まりました。
アプサラダンスの前にいくつか前段のショーがありました。
アプサラダンスです。
歴史から永遠に失われるところであったと思いながら見ると感動もひとしおでした。
ショーのあとには踊り子さんと一緒に記念撮影ができます。
私は一人だったので記念撮影しませんでしたが、店員に頼めば写真くらい撮ってくれたろうと思います。
踊り子さんはとても綺麗でした。